甲佐町 こうさてんプロジェクト

住民の方へのインタビューをはじめます!

2019.03.05

 

 

熊本県のほぼ中心に位置する「甲佐町」。町域の大半が「九州山地」に含まれ、町の中央には一級河川である「緑川」が流れるなど、豊かな自然に恵まれている。田舎町ではあるが、熊本市から車で約30分の近場なので、生活面での不自由さを感じることのない、「ちょうどいい田舎町」だ。

 

 

そんな甲佐町が、今変化しようとしている。熊本地震で被災し、一度は取り壊しの案も出た築140年の古民家である「旧西村邸(旧西村民俗資料館)」を地域交流拠点にしようと、住民の声を聞き、意見をまとめた計画にする「こうさてんプロジェクト」が2017年7月にスタート。翌年2018年11月からは、旧西村邸をカフェと簡易宿泊所に改修する工事を大工さんと一般の参加者で一緒に行う古民家改修ワークショップを毎月開催。参加者は子どもから大学生、主婦、シニア層と古民家や地域づくりなどに関心ある方々が、甲佐町内外、遠くは鹿児島や福岡から延べ181人集まった。専門家の指導の下、木材をノコギリで切ったり、ノミで削ったり手しごとを楽しみながら古民家改修を進めている

 

 

この新たな施設の構想を機に、行政も移住定住の促進に動き始めた。しかし、そこで、田舎への移住を検討している人は思うだろう。「甲佐町って、住んでみたらどんな町なの?」「移住するには、どんな手順を踏めばいいの」と。

そこで今回、実際に甲佐町に移住した、性別も職業も価値観も大きく異なる3名にインタビューし、甲佐町に住むことの魅力、逆に住んで大変だったこと、そしてそれぞれが移住した経緯など、移住を検討する際に気になるあれこれを聞くことにした。